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難聴になったら補聴器をつければすぐ解決?【着用する人、その家族・友人に知ってほしいこと】

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こんにちは☆

補聴器ブロガー(?)の 

かみりん👼 Twitterです。

 

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補聴器ブロガーアピール(笑)

 

先日、急に補聴器の記事のアクセスが伸びたので、

最近書いてなかった補聴器系の記事をアップしようと思いました。

 

補聴器ブロガーなので( ´艸`)www

 

急にアクセスが伸びたのがこちら☟

kanbayasan.hatenablog.com

 

Twitterで投稿したらたくさんの方がイイねしてくれて

アクセスが伸びたようです。

 

さて今日のテーマは

  • 「難聴者が補聴器をつけたらすぐに普通に聞こえるのか」
  • 「補聴器を着用するとどうなるのか」
  • 「補聴器をこれからつける人、その家族や友人に知ってほしいこと」

 

長い題ですが、

難聴になって補聴器をこれから買う人の参考になるかと思います。

 

 

初めて補聴器をつけるとどうなるのか?

おそらく、初めて補聴器をつけるときは

病院や専門の販売店でつけることになるでしょう。

そのときは、「おお!大きく聞こえる!」

と思うかもしれません。

 

しかし、静かな店内(病院)から一歩外に出ると

景色は一変します。

 

全てを掻き消す「ゴーっ」という風の轟音

どこの誰の声か判別できないたくさんの会話が重なり合った騒音

などなど・・・

 今まで聞こえなかった音が聞こえ、

自分で聞きたい音を選べず、

様々な音がまじりあい、

頭を叩くような轟音が耳をつらぬきます。

 

おそらく1週間くらいは

「補聴器なんて着けたくない」

と、思うような状態が続きます。

 

結論:補聴器はすぐには使えない。

ここまでに書いたように、

補聴器をつけてすぐに、

健康な人(健康だった時)と同じように聞くのは不可能です。

 

聴覚の中枢が聞こえないことに慣れてしまっているため、

「聞こえる状態」はその聴覚の中枢と整合性が取れません。

それだけでなく、

今まで、「自身の耳(外耳や内耳)で感じ取っていた音」と

「補聴器で感知した音」は性質が異なるため、

これも聴覚の受容器との整合性が取れません。

 

補聴器を付けると

「聴覚のリハビリテーション」がスタートするのです。

 

ここまでの参考サイト☟

補聴器に慣れるまで | スマート補聴器(デジタル補聴器)のリサウンド

 

補聴器になれるまでの私の経験談

 長くなりそうなので、

自分史的なヤツはいつか書きます(笑)

 

まず、私が補聴器を付け始めたのは高校1年生の時です。

突発性難聴からの重度難聴になったのが、高校1年の夏休みでした。

ほぼ無音で過ごしたのは2か月くらい(入院してたので)・・・

 

退院後に補聴器センターで補聴器を合わせてもらい、

使いはじめました。

 

使ってすぐ、学校に通学を再開しましたが、

授業は最前列でしたが、10%くらいしか聞き取れない。

休み時間は苦痛(うるさすぎだし、声かけられても何も聞き取れない)

って状態でした。

 

友達とはコミュニケーション取れず、

授業が聞こえなすぎるので、

放課後に科目の準備室で担当の先生にマンツーマンで教えてもらっていました。

(今思えば先生にめっちゃ残業させてましたね💦)

 

外や街中、ある程度の騒音の中でも聞こえるようになってきたのは

半年から1年後でした。

 

そして、

リハビリが必要だとわかってから、

浪人生の1年間、

あえて騒音下になる当時最大手だった某レストランカラオケでバイトしました。

 

その経験があり、

今の私は、

身体障がい者手帳では4級ですが、

病院のリハビリテーション室などで健常者と同じ仕事をこなし、

同じ給料をもらえています。

 

補聴器をこれからつける人へ

ここまで書いたように、

難聴になった場合、

「補聴器さえ合わせれば解決!」

なんてことにはなりません。

 

最初はつらいですが、

徐々に自分の聴力と補聴器の機能を合わせていく

リハビリが必要です。

 

最初は自分の声を聴いてることから始めたり、

音量を小さく設定してストレスをなるべく少なく始めるのが良いと言われています。

私もそうしてきました。

 

1日のなかで短い時間からスタートし、

徐々に日中まるまる補聴器着用できるようになれば凄い成長です。

 

また、1人で解決しようと思わなくていいです。

補聴器を買った販売店、

専門家のいる補聴器センターなどでアフターケアや、

聞き取りにくさや、「調整をしたら良くなるかな」など

思うことがあればすぐに行って調整の相談をしましょう。

 

それから、補聴器は精密機械なのでメンテナンスは必須です。

そのためにも、販売店・専門家のところには、

マメに通うようにしましょう。

 

補聴器をこれからつける人の家族や友人へ

補聴器を使って会話を十分理解するリハビリは

本人にとって精神的な負担が大きくなる場合があることを

ご理解ください。

 

補聴器を装用すると直ちに正常な感覚に戻ると思われがちですが、

ここまでに書いたように、

すぐに補聴器に慣れる人はまれで、

様々なリハビリが必要です。

本人が努力してリハビリを行うのはもちろんですが、

一番身近なご家族の方や周りの方々にご協力していただくことが何よりも大切!!

 

そこで、

以下のポイントを参考にしてください。

 

補聴器着用者に話しかけるときのポイント

  • 話をする前に呼びかけて、注意をひいてください。
  • 必ず正面に立ち、口元を見せて話をしてください。
  • 普通の大きさの声でゆっくりはっきり話してください。
※補聴器を使用しているときに大声で話すと、かえって聞き取りにくくなります。

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さて、
今回はここまでです。
 
難聴者・補聴器について、
知らなかった方の参考になれれば幸いです!
 
バリアフリーや障がい者の社会参加が叫ばれる中、
 
車いすや目に見える方への支援は理解されやすく
進んでいく中、
 
目に見てわかりにくい障がい者に関しては
まだまだ理解が進んでいないと思います。
 
よろしければ、
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などして
知らない人にも伝えてくださると幸いです。
 
以上、
「補聴器ブロガー?」の

かみりん👼  (@canbayu) | Twitterでした☆

 

追記:

他にも補聴器関連記事を書いてますので、

よろしければ読んでみてください。

シェアなども大歓迎です。

以下にいくつかリンクを貼りますが、

他にも関連記事がありますので、

トップページからカテゴリなどで探してみてくださいね☆

 

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